06' 第66回 桜花賞

阪神はこの開催が終わると同時に改修に入る。よって今年の6月開催(宝塚記念など)は京都に、9月開催(神戸新聞杯など)は中京で代替される。改修に伴い、今まで阪神1600mの肝であったスタート直後から1コーナーにかけての争いがなくなることになる。
西高東低が激しい競馬界において今年の3歳牝馬関東馬の活躍が多いことや*1、2歳終了時点からあまり勢力分布が変化していないという点を見ても今年の桜花賞は今までのレース傾向やジンクスに縛られない予想をする必要があると思う。


一番人気のアドマイヤキッス。絶好調の松田博資厩舎と桜花賞5勝の武豊のコンビ。個人的には同厩舎のサンヴィクトワールに期待していただけに、こちらの出走がならなかったのが残念。有力馬を多くかかえている厩舎だけに1頭に絞ったのはプラス材料かもしれない。タイプ的には去年のエアメサイアに少し似ていて、融通が利く脚質と(切れる脚ではなく)安定して伸びてくる差しが持ち味。エアメサイアは1600より2000の馬だけどこちらは今までのレースと母父:ジェイドロバリーを考慮するとマイルタイプかもしれない。馬体の変動があるようなので、そこにも注視したい。

◎ キストゥヘヴン
○ テイエムプリキュア
▲ フサイチパンドラ
△ アドマイヤキッス

今年の阪神チューリップ賞のタイムが遅かったようにスピードレースより消耗レースに近い。しかしアサヒライジングエイシンアモーレ、アイアムエンジェルの存在を考えると平均以上のペースが予想される。よって阪神のトライアルで頑張っちゃった馬は少々きついはず。本命はキストゥヘヴン。前走のフラワーカップは去年のシーザリオを上回るタイム。ダートで走った経験と父:アドマイヤベガの血がアドマイヤキッスをねじ伏せると見ます。
対抗はテイエムプリキュア。力のいる馬場で勝った阪神FR、トライアルで頑張らなかった事がいい方向に作用すると思う。
フサイチパンドラは少しレース間隔が詰まっていることが気になるのだけど...


買い目:馬単14→5,8,17

*1:桜花賞への出走が8頭